保存決定 15周年記念講演会

2015年8月23日「パワースポット田和山から世界を見る」と題して、
田和山遺跡保存決定15周年記念の講演会が行なわれました。
講師:国立歴史民俗博物館 松木武彦氏

【講演要旨】
田和山遺跡では、太陽を意識した祭りが行なわれていたのではないでしょうか。
イギリスのストーンヘンジは、世界遺産で夏至の日の出の位置にヒールストーンと呼ばれる石があり太陽観測のため作られたという説もあります。
田和山遺跡では、頂上の9本柱の真ん中の柱から東側に6本の柱列が並び、北から2本目の柱の向こうから夏至の太陽が昇ります。そして、4本目の柱の向こうに京羅木山があり冬至の太陽が昇ります。
田和山遺跡は、弥生時代の遺跡ですから稲作と関係が深く、例えば冬至の日から稲作の準備を始め、春分の日から苗代を作って種まきをするという農作業が行なわれたのではないかとも考えられます。

2015年8月24日、山陰中央新報の記事です。
2015年8月23日 田和山遺跡講演会記事